昨年、フェイスブックで日本の友達と、現代の日本人は戦争に対してどのように考えているのかについて話し合いました。僕たちは戦争ファンで、戦争自体に興味を持っています。でも殺戮が大嫌いです。深く考えてみるると、中学校の時、「菊と刀」と「宮本武蔵」を読んだとき、 日本人が生まれながらにして天皇への忠誠を持っているというのは嘘だと思いました。しかし、百科事典三冊分ほどの厚みをもった「宮本武蔵」を読んでから、日本人の忠誠（多分忠誠より群集心理と呼ぶほうがいいと思います）を少しは理解できるようになりました。
日本の天皇の存在は、中国の二千年余り続いた皇帝とほとんど同じです。国家のすべてはその人に属し、どうしてわからないですが、誰でも無条件服従しました。中国の反日ドラマでは、よく日本人の姿を醜く描いたり、自殺をするシーンでは「天皇万歳」と叫んだりします。しかし、日本の映画でも、兵士が自殺をする時は必ず「日本万歳」ではなく、「天皇万歳」と叫びます。日本人にとって、天皇は国家や家族、自分よりも高い地位を占めていることを表します。
第二次世界大戦で日本が降伏し、天皇が終戦の詔勅を読んだ時、国民は天皇が普通の人であり、神のように何でもできるわけではなく、国民の命を守ることができなかったということを認識しました。終戦から長い間、アメリカ人の介入で、蠱惑されていたことに気が付きました。また、アメリカ人がいろいろな新しい物を持ってきたため、日本人は一亿総玉砕と叫ぶことを諦めました。現在は「天皇なしで、私たちも楽しく生きていきます」と思っているでしょう。この後、日本は君主立憲制を実行し、あくまで天皇は国家の象徴として存在しています。
一言でまとめるならば、過去は過去です。